昨年9月に性的人身売買などの容疑で逮捕、起訴されたミュージシャンでラッパーのショーン・コムズの元恋人で、歌手のキャシー(カサンドラ・ベンチュラ)が、今後の裁判で匿名ではなく実名で証言することがわかった。 Peopleによると、キャシーはコムズが関わった組織的犯罪の共謀、性的人身売買、売春目的の移送などの容疑に関連している裁判で、匿名の「被害者1」ではなく本名で証言を行うという。 検察は、「彼女(キャシー)は、自らの名前で証言する準備ができています」と述べたそうだ。一方で、「被害者2」「被害者3」「被害者4」は、自身の名前が報道や公の場で明かされないよう求めている。 検察は「この事件はすでに大きなメディアの注目を集めており、裁判が進むにつれてさらに過熱することが予想されます」とコメント。 続けて、「この措置を認めることで、被害者の身元が不必要に公表されるのを防ぎ、メディアや一般からの嫌がらせ、過度の恥辱、その他の深刻な影響を避けることができます」と語っているそうだ。 昨年9月16日にニューヨークで逮捕され、性的人身売買など3つの罪で起訴されたコムズだが、10月10日に行われた予備審問で、2025年5月5日に裁判が始まることが明らかになった。刑事訴訟に加え、ほかにもいくつもの民事訴訟が起こされている。