札幌市の繁華街・ススキノのクラブでVIPルームを使用するなど代金60万円以上分豪遊しながら無銭飲食したとして、住所不定・自称無職の20歳の男が詐欺の疑いで逮捕されました。 男は2024年8月20日から21日にかけて札幌市中央区ススキノにあるクラブで、代金を支払う意思・能力もないのに、約63万円分の飲食物などの提供を受けた疑いが持たれています。 事件当時、店側から「客がトイレで寝込んでいる」などと薄野交番に通報が寄せられていて、男は駆け付けた警察官に「金を持っていない」などと話していたということです。 男は店舗の常連客で、当時男は『マイナンバーカード』のコピーを提示した上で店側に「代金を当日中に支払う」と約束を取り付け退店していたということです。 しかし、その後店舗側は男と連絡が取れなくなり、12月27日に被害届を提出。 警察が男の行方などを調べていたところ、別の事件で札幌市内の警察署で男は逮捕され捜査が続いていて、今年4月7日に再び逮捕されました。 警察によりますと男は当時店舗へ1人で来店して以降、途中で友人も合流していて、店舗の『VIPルーム』を使用したほか高価な酒も注文していました。 調べに男は「知人から借金の返済を受けてから支払おうと思っていた」などと容疑を一部否認しています。 警察が男の動機や余罪の有無などを調べることにしています。