琉球放送(那覇市)は8日、公式サイトを通じ、アナウンサーだった元社員の女が傷害の罪で起訴されたことについて声明を発表した。 アナウンサーだった元社員の大坪彩織被告(24)が、同社社員の20代女性に睡眠作用がある薬物を混ぜた飲料を飲ませて急性薬物中毒などにさせたとして、傷害の罪で那覇地検に起訴されていたことが、関係者への取材で分かった。 起訴状などによると、大坪被告は昨年1月25日午後、那覇市内のコンビニエンスストア近くで、女性に薬物を混入した飲料を手渡して飲ませ、加療1日を要する一過性意識障害と急性薬物中毒の傷害を負わせたとしている。 沖縄県警によると、女性は飲料を飲んだ後に意識がもうろうとなり、病院を受診。昨年2月、県警に被害を相談した。県警は今年3月10日に傷害容疑で逮捕した。 同局は「当社元従業員に関する事件について」と題する声明で、「このたび、当社の元従業員と従業員の間で発生した事件で、元従業員が逮捕・起訴される事態となりました。関係者の皆様にご心配をおかけしておりますことを、お詫び申し上げます」と謝罪。「当社としては、捜査機関による調査に全面的に協力するとともに、引き続き従業員及び関係者の安全とコンプライアンスの徹底を最優先とした取り組みを進めてまいります」とした。