元埼玉県警捜査一課刑事の佐々木成三氏が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、病院の看護師にケガをさせた疑いで女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された事件について、自身の見解を語った。 静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、静岡県警掛川署は8日午前0時20分ごろ、広末容疑者を傷害の疑いで現行犯逮捕した。 広末容疑者の所属事務所はこの日、公式サイトで逮捕事実を認め、「4月8日静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我を負わせてしまいました」などと説明した。 番組ではフリップを使って、事故から事件に至る経緯を説明。その中に「事故の事情聴取のため訪れていた警察官に現行犯逮捕される」との表現があった。 これについて佐々木氏は「まず夜間、事情聴取を警察はしないですね。12時という深夜の時間に、この事故において広末容疑者に取り調べをするということは原則はしない」と、捜査官としての自身の経験から指摘した。 その上で、警察官が深夜にいた理由について、「警察官がその場、病院にいたということであれば、精神的に不安定な状態が続いていて、それにおいて自傷、他害の恐れがある。病院から依頼を受けて、警察官が病院で警戒をしているというのは、十分あると考えられる」と推測した。