看護師にけがをさせたとして広末涼子容疑者が逮捕されました。所属事務所は「一時的にパニック状態に陥った」とコメントを発表しました。広末容疑者に一体、何があったのでしょうか? ■広末涼子容疑者 搬送先の病院で現行犯で逮捕 井上貴博キャスター: 広末涼子容疑者(44)が逮捕されるまでの経緯についてです。 7日午後6時50分ごろ、静岡・新東名高速道路(上り)で乗用車を運転中に大型トレーラーに追突する事故を起こしました。マネージャーとみられる男性も同乗していたということです。広末容疑者とマネージャーとみられる男性2人が病院に運ばれました。 なぜ運ばれた先の病院で逮捕に至ったのでしょうか。 証言によりますと、広末容疑者は運ばれた病院で、院内を歩き回るなど落ち着かない様子だったそうです。 そして制止しようとした看護師(37)の足を数回蹴る、腕を引っ掻くなどの暴行をして軽傷を負わせた疑いがもたれているということです。 今回の事故の事情聴取で病院を訪れていた警察官が、傷害の疑いで広末容疑者を現行犯逮捕しました。この「傷害の疑いで」という部分からどこまで紐解けるのか、まず伺ってもいいですか。 元警視庁警視 櫻井裕一さん: なぜ暴行容疑ではなく傷害容疑かというと、警察官が現場にいるときに、「見える傷」があったからだと思います。傷がなければ暴行容疑でもいいわけですが、引っかかれた跡などの見える傷があったので、傷害容疑で対応したのだと思います。 井上キャスター: 「暴行」と「傷害」の線引きは「見える傷があるかどうか」だと考えればよいでしょうか? 元警視庁警視 櫻井裕一さん: それもあります。傷害にはいろいろな範囲があるのですが、見える傷があれば暴行罪ではなく傷害罪になります。なので今回の場合はたぶん、見える傷があったんだと思います。 井上キャスター: ▼傷害罪は「人の身体を傷害した者は15年以下の懲役または50万円以下の罰金」 ▼暴行罪は「暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料」 こういう違いがあるそうですが、石田さんは今回のケースはどのようなことが気になっていますか?