8日に山梨県昭和町の団地で女性の遺体が見つかった事件は、女性の交際相手の男が逮捕されました。 逮捕された男は8日に女性の母親が娘にかけた電話に出た際に「女性を刺した」という趣旨の説明をしていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたブラジル国籍のミヤカワ シジネイ トキオ容疑者49歳。 ミヤカワ容疑者は7日午後10時ごろから8日午前9時15分ごろの間に交際していた20代の女性の遺体を県営常永団地の自分の部屋に放置した疑いがもたれています。 記者: 「事件があったのは閑静な住宅街に囲まれたこちらの団地で、一夜経った今も規制線が張られています」 捜査関係者によりますと、8日に女性の母親がかけた娘への電話にミヤカワ容疑者が出て、「女性を刺した」という趣旨の説明をしていたことが新たにわかりました。 その後母親が通報し、駆け付けた警察官が血を流して倒れている女性を見つけました。 女性は死亡が確認され、捜査関係者によりますと女性の体には複数の刺し傷があり腹部には臓器に達するほどの深く刺された痕があったということです。 警察は交際相手のミヤカワ容疑者が事情を知っているとみて行方を追い、東京都内で一人で車に乗っているところを発見し、事情を聴いていました。 団地の近くに住む人は: 「もう怖いですね。昭和町という所は住みよい街だと言われているのに、こんな身近にこういうことがあるとびっくりします」 記者: 「同じ棟の住民によりますと事件があった日の未明、争う音や女性の泣く声などが聞こえたということです」 警察の調べに対しミヤカワ容疑者は「遺体を部屋に置いてきただけで遺棄にはならない」と容疑を否認しています。 警察は殺人の疑いもあるとみて捜査しています。