「天然石」の販売を装い、法定金利の50倍以上の高金利で現金を貸し付けたとして、男13人が警視庁に逮捕されたことがわかりました。 捜査関係者によりますと、逮捕されたのは、決済代行会社の実質的経営者・福井達容疑者(45)ら13人で、去年3月から5月、神奈川県の50代の男性ら5人に法定金利の14倍から52倍以上で現金およそ340万円を貸し付け、およそ97万円の利息を得た疑いがもたれています。 福井容疑者らは、「最短・最速でお得に現金化」をうたうホームページで「ヤミ金」を運営していました。客に1個10円から70円の「天然石」などをクレジットカードで購入させ、購入価格のおよそ7割の現金を「キャッシュバック」名目で客の口座に振り込み、貸し付けていたということです。 警視庁は、福井容疑者らの認否を明らかにしていません。 福井容疑者のグループは2017年からの7年間で、全国の1万7000人ほどにおよそ85億円を貸し付け、違法な利益を得ていたとみられます。 グループの一部は地元が同じ仲間だということですが、警視庁は、ほかのメンバーも含め「匿名・流動型犯罪グループ」=「トクリュウ」とみて調べています。