相手に恋愛感情を抱かせ、投資話を持ち掛ける手口で男性から現金およそ1400万円をだまし取ったとしてベトナム人の男女2人が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも職業不詳でベトナム国籍の女（32）と男（32）です。 2人は仲間と共に、去年、奈良県に住む60代の男性から現金およそ1400万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察によりますと、2人は日本人女性になりすましてSNSなどで男性とやりとりをし、恋愛感情を抱かせたうえで投資を勧め、金をだまし取っていました。 女は、受け子から現金を回収する役とみられていて「記憶にない」と容疑を否認しています。 男は、受け子の運転手とみられていて、「運転をして報酬をもらったが、詐欺については知らない」と容疑を一部否認しているということです。 山形県内で確認された特殊詐欺事件の捜査のため、山形県警が埼玉や長崎の県警と合同で捜査を進めていたところ、今回の犯行が分かりました。 2人はこの男性からさらにおよそ3800万円をだまし取ったとみられるほか多数の余罪があるとみられ、県内で発生した特殊詐欺事件への関与の可能性も含めて、 捜査を続けています。