(CNN) 米ペンシルベニア州ハリスバーグで知事公邸が放火される事件があり、38歳の男が13日に逮捕された。当時就寝中だった知事の一家は避難して無事だった。 ペンシルベニア州警察によると、午前2時ごろ、ハリスバーグ消防局が出動して火災を消し止めた。しかし建物は大きく損傷した。 ジョシュ・シャピロ州知事夫妻と4人の子ども、2匹の犬、別の一家は避難して無事だった。 州警察は13日午後の記者会見で、ハリスバーグ在住のコディ・バルマー容疑者を同日逮捕したと発表した。 検察は殺人未遂、テロ、放火などの罪で同容疑者を起訴する方針。 州警察によれば、同容疑者は自家製の発火装置も所持していた。 シャピロ知事は12日夜、ユダヤ教の過ぎ越しの祭りの夕食会を主催していた。容疑者の同機は現時点で不明だが、シャピロ知事は、自分たちの信仰を阻止することは誰にもできないと強調している。 検察は、バルマー容疑者がフェンスを乗り越えて公邸に押し入り、放火したとみており、「明らかに計画的な犯行だった」としている。 放火された当時就寝中だった一家は、州警察がドアをたたく音で目を覚ましたという。 民主党のシャピロ知事は51歳。2022年に州知事に選出された。24年の米大統領選挙ではカマラ・ハリス氏の副大統領候補の一人だった。28年の大統領選挙で民主党の大統領候補となる可能性も浮上している。 州警察の捜査には米連邦捜査局(FBI)も協力している。