大阪市西成区で7~8日、約200メートル圏内で路上強盗が3件相次ぎ、大阪府警は15日、自称警備員の浪江海透(ひろと)容疑者(36)=同区=ら男3人を強盗傷害などの疑いで逮捕したと発表した。府警は認否は明らかにしていないが、3人は「事件前に西成区内で酒を飲んでいた」などと説明しているという。 他に逮捕されたのは、会社員の寺家直樹(37)=同=と自称警備員の清水喜夫(52)=住之江区=の2容疑者。3人は知人同士で、同じ警備会社に勤務しているとみられるという。 刑事特別捜査隊によると、3人は7日午後11時55分ごろ、西成区太子1丁目の路上で歩いていた無職男性(41)を押し倒し、「金を出せ」と脅して現金1万円を奪った後、近くで別の60~70代の男性2人に対しても、それぞれ顔を殴るなどして現金2千円や携帯電話を奪った疑いがある。 浪江容疑者が10日、「報道を見て怖くなった」と西成署へ出頭。現場付近の防犯カメラの映像などから他の2人の関与の疑いも浮上した。(岡田真実)