病院の看護師にケガをさせた疑いで現行犯逮捕された女優の広末涼子(44)が16日朝、勾留されていた静岡県の浜松西警察署から釈放された。8日の逮捕から、広末をめぐる事故、事件の経緯をまとめた。 ◇4月7日午後 静岡県掛川市内の新東名高速道路の上り線を運転中、トンネル内で前を走る大型トレーラーに追突する事故を起こした。捜査関係者によると、事故後に現場付近を歩き回ったりするなど、不審な動きも。車には、マネジャーと名乗る男性が同乗しており、ともに病院に搬送された。 ◇8日午前0時20分ごろ 搬送された島田市内の病院で、院内を歩き回るところを看護師に制止され、足を蹴ったり、腕を引っかくなどしてケガを負わせ、傷害容疑の現行犯で逮捕された。取り調べでは腰縄を外そうとしたり、大声を出したりと、会話のやりとりが困難な状況も。 ◇8日午前 各報道機関が「自称・広末容疑者逮捕」と報じる。取り調べ時に身分証明書を持っておらず、警察が身元確認の手段がなかったことから「自称」が付いた。 ◇9日午後 留置されていた浜松西署から静岡地検に送検される。 ◇10日午前 危険運転致傷の疑いで、東京都内の広末の自宅を家宅捜索。この日は長男の誕生日でもあった。また広末容疑者の勾留がこの日、決定した。 ◇16日朝 釈放される。