静岡県島田市の病院で37歳女性看護師にけがをさせたとして傷害の疑いで静岡県警に現行犯逮捕・送検された女優広末涼子（44）が16日、釈放された。その後公式ホームページが更新され、所属事務所は「誠実に責任を果たしてまいります」とした。 午前6時20分、黒いスーツに身を包み、やややつれた様子で姿を現した。報道陣を見渡し、約3秒、頭を下げた。頭を上げると、少しほほ笑みを浮かべた。その後、黒のワンボックスカーに乗り込み浜松西署を後にした。 X（旧ツイッター）では、「広末涼子釈放」がトレンド入り。広末の釈放時の神妙な顔つきの写真とともに、ワンボックスカー内で安堵（あんど）の表情を浮かべるテレビVTRの画像が拡散。「広末涼子釈放 アルファードの後部座席で 笑ってる？ ように見えた」「1枚目は申し訳ないし切ない悲しいみたいな顔だけど 2枚目満面の笑みで草 さすが女優だな」「めっちゃ笑顔で吹いたww なんか、すごく純粋で素直な人なんだろうなと思ったけどわたしだけ？w 女優なら建前でも表情作っておけ！ って意見もわからんくもないけどさー」などと書き込まれていた。 一方で「広末涼子の釈放に『車乗ってすぐ笑ってるから反省してない』とか言ってるやついるけど、そりゃ釈放されて迎えの車乗れたら人間安心感で笑いもするだろと思う。お客様への謝罪後、最後の挨拶終わって乗り込んだエレベーターの扉が閉まったらお前らも安心感で笑うだろ」「広末涼子の釈放、車に乗ったあと笑顔になってる画像見た 助手席の方も笑ってるから、多分普通に話しかけられて笑顔になっちゃったんじゃないかと思う」などのコメントもあった。 広末の事故、逮捕、釈放など経過は以下の通り。 ◆7日 奈良から東京への仕事帰り、車で移動。新東名高速道路の浜松サービスエリア（SA）で休憩。運転を、同乗していたマネジャーを名乗る男性から広末に交代。午後6時50分ごろ、広末に運転を交代した数十キロ先、掛川パーキングエリア（PA）近くの粟ケ岳トンネルで大型トレーラーに追突。同乗男性は骨折。 ◆8日 午前0時20分ごろ、事故後に搬送された静岡県島田市の市立総合医療センターで、女性看護師の足を数回蹴ったり、腕をひっかくなど、けがを負わせた疑いで現行犯逮捕。同県警掛川署で取り調べ後、留置先の浜松西署へ。 ◆9日 午後2時ごろ、浜松西署から静岡地検に送検。 ◆10日 自動車運転処罰法違反（危険運転致傷）の疑いで、午前9時50分ごろから、同県警が都内の広末の自宅を家宅捜索。静岡地裁浜松支部が勾留請求を認め、午後4時50分ごろに広末を乗せたとみられる車両が浜松西署に入る。