AV出演女性に契約書を交付せず、容疑で元制作会社代表を逮捕 「身バレしない」と撮影

アダルトビデオ(AV)に出演する女性に説明書や出演契約書を交付しなかったなどとして、警視庁保安課は、AV出演被害防止・救済法違反とわいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで、元動画制作会社代表の祝大地容疑者(35)=埼玉県飯能市美杉台=を逮捕した。容疑を認めている。 同課によると、祝容疑者は「身バレしない」「削除もできる」などと説明して動画を撮影。後日、顔や下半身が無修正の動画が掲載されているのを女性の知人が見つけ、女性は削除を求めたが、「売り上げが取れない」と断られたという。 逮捕容疑は昨年、AVに出演する20代女性に契約書などを交付しなかった他、この女性の出演作品を含む無修正のAV11点を動画サイトにアップロードしたとしている。祝容疑者は「スカウトをしていたがコロナ禍で収入が減り、動画販売の仕事を始めた」と供述しているという。 捜査幹部は「スカウトやソープランドの摘発が進み、安易に稼げるAVの出演女性の獲得に業界が活路を開くことが懸念される」として、今後も摘発を進めるとともに、女性にはAV出演契約の条件を正しく理解してほしいとしている。

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