東京・歌舞伎町でキーボックスに保管された鍵を使ってバーに侵入し、現金およそ6万円が入った手提げ金庫を盗んだとして、ブラジル国籍の男が逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、ブラジル国籍のヨシナガ・アラカキ・レオナルド容疑者(25)で今月3日、新宿・歌舞伎町の雑居ビルにあるバーに侵入し、現金およそ6万円が入った手提げ金庫を盗んだ疑いがもたれています。 警視庁によりますと、この店は入り口の扉の外側に鍵が入ったダイヤル式のキーボックスを置いていて、ヨシナガ容疑者は、このキーボックスを鉄の棒でこじ開け、鍵を取り出し、侵入したとみられています。 犯行後、鍵とキーボックスは元の状態に戻されていましたが、翌日、店側が金庫がないことに気づき、店内の防犯カメラを確認すると、ヨシナガ容疑者の姿が写っていたということです。 取り調べに対し、ヨシナガ容疑者は「開けられそうなダイヤルキーがあったので、この店で盗みをしようと決めた」と容疑を認めているということで、警視庁は複数の余罪があるとみて調べています。 新宿警察署の管内では、キーボックスに保管された鍵を悪用した窃盗事件が今年に入り10件以上発生していて、警視庁は注意を呼びかけています。