長崎県佐々町の公共工事の入札を巡り、官製談合防止法違反(入札妨害)などの罪で起訴された町長の古庄剛被告(78)は23日、弁護士を通じ町議会に25日付の辞職願を提出した。町議会は近く臨時議会を開く。淡田邦夫議長(76)は取材に対し「反対する意見は出ておらず、同意することになるだろう」と述べた。 古庄被告を巡っては、長崎県警が3月8日、同法違反などの疑いで逮捕。長崎地検が同28日に起訴した。別の入札でも入札情報を業者側に漏らしたとして再逮捕、追起訴された後、4月21日に保釈された。 弁護士によると、入札情報を業者側に漏らしたことを認める一方、金品の授受はなかったと主張している。