リーゼント刑事 ひき逃げ、強盗等の暴挙…容疑者が全裸だった理由推測「入れ墨…汗腺突いて閉じている」

“リーゼント刑事”こと元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏が27日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に出演。埼玉県内で相次いで事故を起こし、草加市の学習塾に全裸で侵入して現行犯逮捕された職業不詳の西村大輔容疑者(48)について元警察官の観点からコメントした。 容疑者は、塾では女子生徒(14)の髪をつかんで暴れ、制止しようとした男性講師(59)にはマグカップで頭部を殴りつけて10針を縫うケガを負わせた疑いが持たれている。通報により駆けつけた警察官に確保された。 県警は23日、容疑者が20件に及ぶ事件や事故に関与していたことを明らかにした。いずれも逮捕までの約1時間半のうちに発生しており、まさに異常事態だった。 最初の通報は午後8時15分ごろ。同県川口市で「入れ墨の男が住宅街を車両でゆっくり走行し不審だ」と、目撃者の男性が110番。その後、容疑者は午後8時50分ごろ、隣接するさいたま市でバイク2台に次々と衝突。2人の男性会社員のうち1人が死亡し、1人は重傷とみられている。 暴挙は止まらず、数分後には川口市で女性が乗る緑の車と接触。何度も自身の車を女性の車にぶつけたうえ、運転していた車を出ると、女性の車のドアを無理やり開いて、運転席の女性を引きずり出し、緑の車に乗り込んで逃走した。さらに数分後には乗客2人が乗っていたタクシーも強奪。また、全裸の男がコンビニに入店し、商品数点を盗んだという目撃情報もあった。 草加市の学習塾で暴れていたところを警察官が現行犯逮捕。容疑者の両腕や首には入れ墨があったというが、覚せい剤の常習者を逮捕した経験のある秋山氏は「覚せい剤は発汗作用があって、汗を大量にかくんですよ」と前置き。「全身に入れ墨を入れていて、汗腺を突いて閉じているから体から汗が出ない。だから顔から汗が流れる」とし、全裸となった異常行動について「今回も暑くなって脱いどったんかなって思いました」と推測した。

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