「Aさんに容疑がかかっている」福岡県警が”オレオレ詐欺”音声を公開 被害額は3か月で12億円 うそを見抜くポイントは

福岡県内では今年3月末までのニセ電話詐欺の被害額が、およそ12億円にのぼり、過去最多だった去年を大幅に上回るペースで推移しています。 特に増えているのが警察官をかたる「オレオレ詐欺」で警察が音声を公開し注意を呼びかけています。 福岡県警は25日、福岡県内に住む高齢女性にかかってきた警察官をかたるオレオレ詐欺の音声を公開しました。 警察官を名乗る男 「Aさんがこのグループの資金洗浄に加担しているのではないかという容疑がかかっている」 男は電話に出た女性のキャッシュカードが、詐欺に使われた可能性があると伝えます。 警察官を名乗る男 「資金洗浄というんですが、その罪が成立した場合逮捕される可能性がある」 女性は現金を要求されましたが、不審に思った親族が警察に通報したため、被害を防ぐことができたということです。 ■詐欺グループのうそを見抜くポイント 福岡県内では今年1月から3月末までのニセ電話詐欺の認知件数が304件、被害額がおよそ12億円にのぼり過去最多だった去年を大幅に上回るペースで推移しています。 被害額のおよそ8割を占めているのが「オレオレ詐欺」。 警察官をかたって金をだまし取るケースが増えていますが、詐欺グループのうそを見抜くポイントがあるといいます。 福岡県警 生活安全総務課 村田圭介 犯罪抑止対策室長 「警察官が逮捕状をLINEで送ったり、画像で送ったり、電話をすることは一切ありません」 警察は「『資金洗浄』や『SNSで取り調べ』などの言葉が出てきたら相談してほしい」と呼びかけています。

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