深刻な被害となっている特殊詐欺について緊急の対策会議が開かれました。 自分や家族が被害にあわないため、どのような対策が必要なのでしょうか。 特殊詐欺緊急対策連絡会議には県警察本部や金融機関、宅配会社などからおよそ30人が参加しました。 ★県警察本部 小野寺健一本部長 「全体の4割がオレオレ詐欺による被害で、中でも警察官をかたる手口が急増しています」 県内では4月末時点で特殊詐欺の認知件数が59件と、去年から4倍以上に急増しています。 このうち4割が、偽の警察手帳などを見せることで警察官と信じ込ませ、犯罪への関与や逮捕をほのめかして現金を要求するような手口でした。 被害金額は1億2,534万円と深刻です。 警察は警察官が金品を要求することはないと注意を呼びかけています。 一方、特殊詐欺の6割以上で使われる国際電話への対策として、無料で外国から着信しないようにできる「国際電話不取扱受付センター」が紹介されました。 ★県警察本部 信平誠生活安全企画課長 「国際電話を使用しないという方に関しては発信着信を停止するサービスがございますので、そちらのサービスをおすすめしています」 県警察本部では今月12日から今月31日までを強化期間に定め、詐欺被害防止に取り組む方針です。