大阪の会社員「レクサス」「アルファード」7府県で19台窃盗関与か 盗難被害は特定車種に集中する傾向、ワースト車種は4年連続で…?

兵庫県警は、高級車19台を盗んだなどとして、大阪府茨木市の会社員・森岡尚宏容疑者(46)を逮捕・追送検し、捜査を終結したと発表しました。一部の罪については公判中です。 警察によりますと、森岡容疑者は知人4人と共謀し、去年4月から9月までの間に、兵庫県・大阪府・京都府など7府県で、車両の窃盗や車上荒らしを繰り返した疑いなどが持たれています。 狙われたのは高級車「レクサス」や「アルファード」など19台。屋外の駐車場などを下見して、駐車している高級車を物色した上で、「CAN(キャン)インベーダー」という機器を使って車両の制御システムをハッキングし、盗んだということです。 森岡容疑者は、車両窃盗と車上荒らしなどを合わせると112件の窃盗に関わったとされ、被害総額は8600万円超ということです。 調べに対し、容疑を認めた上で「生活費目的だった」などと答えていて、盗難車両のほとんどは転売され、ほとんどの売上金を使い切っていたということです。 盗難被害が特定の車種に集中する傾向は、一層強まっているといいます。 2000年度から自動車盗難などの実態調査をしている日本損害保険協会の発表によりますと、2024年に最も盗まれた車はトヨタ・ランドクルーザーで4年連続のワースト。ランクルは2024年は被害全体の27.5%、4台に1台に達していました。 2位がアルファードで4位と5位と9位がレクサス、今回の事件で被害にあった車種も上位にランクインしていました。 【車両本体盗難】 1位:ランドクルーザー 2位:アルファード 3位:プリウス 4位:レクサスLX 5位:レクサスRX 6位:クラウン 7位:ハイエース 8位:ヴェルファイア 9位:レクサスLS 10位:ヴォクシー 2024年に車両盗難が多発した都道府県は、以下のようになっています。大阪府は2014年以来10年連続だった発生数のワースト3から脱却したということです。 【盗難多発都道府県】 1位:愛知県 2位:埼玉県 3位:千葉県 4位:茨城県 5位:神奈川県 6位:大阪府 7位:東京都 8位:栃木県 9位:群馬県 10位:岐阜県

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