佐賀市の老人ホームで入所者の87歳が死亡した事件で、被害男性に暴行を加え胸の骨などを折ったとして傷害の疑いで逮捕された介護士の男(35)について、警察が男の容疑を傷害致死に切り替えて捜査していることがわかりました。 この事件は2日、佐賀市北川副町にある老人ホームで入所者の柳瀬忠雄さん(87)の顔を手で殴ったり背中に立って踏みつけたりして胸の骨を折るなどのけがをさせたとして、佐賀市諸富町諸富津に住む介護士・下津浦弘平容疑者(35)が傷害の疑いで逮捕されたものです。 柳瀬さんは運ばれた病院で死亡が確認され、司法解剖の結果、死亡原因は外傷性ショックでした。 その後の捜査で警察は下津浦容疑者が柳瀬さんに暴行を加えた結果、柳瀬さんが死亡した可能性が高いと判断して下津浦容疑者の容疑を傷害致死に切り替えて捜査していることがわかりました。 取り調べに対し下津浦容疑者は容疑を認めているということで、警察が動機などを調べています。