川崎遺棄容疑者、親族説得で帰国 出国の経緯捜査、5日送検

川崎市川崎区の住宅で岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件で、神奈川県警の任意聴取後に出国していた元交際相手白井秀征容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=は、遺体の発見を知った親族の説得を受けて滞在していた米国から帰国していたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。県警が容疑者の出国経緯なども調べる。 県警は5日、白井容疑者を送検する。 捜査関係者によると、白井容疑者は、岡崎さんが行方不明になって以降の昨年12月~今年3月に県警の任意の聴取を受け、岡崎さんへの付きまといを認める供述をした後に出国。その後、所在が分からなくなった。県警は4月30日夜、ストーカー規制法違反容疑で白井容疑者の自宅を家宅捜索し、床下から遺体の入ったバッグを見つけた。 このことを知った親族が白井容疑者に日本へ戻るよう促し、白井容疑者は5月3日に帰国。県警が羽田空港で任意同行を求め、同日中に逮捕した。白井容疑者は容疑を認めており、岡崎さんの死亡との関連も捜査する。

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