1月に「殺したかも」と男の親族 神奈川県警、情報公表せず

川崎市川崎区の住宅で岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件で、元交際相手白井秀征容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=の親族が1月中旬、神奈川県警に「(容疑者が)殺してしまったかもしれない」という趣旨の話をしていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。 県警は今月3日、岡崎さんが昨年12月20日に行方不明になる前後の対応について説明したが、このような緊急性の高い情報を得ていたことは公表していなかった。「捜査に支障が出るので公表を差し控えた」としている。 捜査関係者によると、親族の話について裏付けを進めたが具体性がなく、岡崎さんの居場所は分からなかった。県警は今年4月30日になってストーカー規制法違反容疑で容疑者の自宅を家宅捜索。遺体が見つかった。 県警は岡崎さんの失踪以降、3月にかけて計7回容疑者の任意聴取を実施しており、3回目の昨年12月26日に容疑者が「12月12日から17日に家や勤務先の前でうろついた」と話した。「『別れよう』と言われ話がしたかった」という趣旨の説明をした。

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