三菱ケミカル建物内で放火容疑 グループ会社社員逮捕 福岡県警

三菱ケミカル九州事業所(北九州市八幡西区)の建物内で段ボール箱に火を付けたとして、福岡県警は7日、非現住建造物等放火容疑で、同社グループ会社の社員西田圭佑容疑者(29)=同区=を逮捕した。 火を付けたことは認める一方、「建物を燃やそうとは考えていなかった」と一部否認しており、県警は動機を詳しく調べる。 逮捕容疑は3月7日夜、鉄筋コンクリート5階建ての建物の1階倉庫で、段ボール箱に火を付け、壁や天井など約390平方メートルを焼いた疑い。当時、建物内に人はいなかった。 同社によると、この建物は半導体材料の生産能力増強のため、新工場として9~10月ごろの稼働を目指して改装中だった。同社広報担当者は、火災の影響で「現時点での稼働時期は未定」としている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加