東京都文京区の東京メトロ南北線東大前駅で男性が切り付けられた事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された自称自営業戸田佳孝容疑者（43）＝長野県生坂村＝が「親に教育虐待を受け、不登校になった。度が過ぎると子どもが犯罪を起こすと世間の親に示したかった」と供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁は9日、殺人未遂と銃刀法違反の疑いで戸田容疑者を送検した。 事件は7日午後6時55分ごろ発生。乗車しようとした男性を計3回、包丁で切り付けたとみられる。男性は「容疑者と面識はない」と説明している。取り押さえた3人の乗客のうち30代男性が右指にけがをした。