千葉市の路上で84歳の女性が殺害された事件。 12日午後、中学3年の少年が殺人の疑いで逮捕されました。 広瀬修一キャスターが現場から最新情報をお伝えします。 12日午後になって事件は大きく動きました。 近くに住む15歳の中学3年生の少年が殺人の疑いで逮捕されました。 少年は「間違いありません」と容疑を認めています。 ただ、2人の間で面識はないとみられています。 少年は「誰でもいいからやった」という趣旨の供述をしているということです。 少年の自宅は事件現場の近くにありますが、警察が自宅から刃物を押収しているということです。 この刃物が凶器として使われたものなのかどうかについては、警察がこれから捜査をしていくということです。 現場近くでは、下校の時間帯に小学校の児童たちが教職員に連れられて下校している様子が見られました。 逮捕されたということで安堵の気持ちはあると思われますが、中学校3年生の少年ということもあり、住民の皆さんは、まだ慌ただしいような落ち着かないような気持ちを持っているのではないかと思われます。 ──供述では「誰でもいいからやった」とあったわけだが、詳しい動機は明らかになってきている? まだ動機ははっきりとは分かっていないのですが、その供述内容からして、被害者に関しては無差別に選んで犯行に及んだのではないかという見方もあろうかと思われます。 ──事件発生から1日もたたず逮捕につながったわけだが、この決め手はどういったところにあった? 警察によりますと、防犯カメラの解析によって少年が特定されたということです。 この場所は右も左も一軒家が並んでいる非常に閑静な住宅街ではありますが、防犯カメラを設置しているお宅が複数ありました。 防犯カメラを設置しているお宅の方に話を聞いたところ、被害者とみられる女性の後を男がついていく様子が映っていたということです。数秒ぐらい後ろで、黒い服で赤い靴だったということです。 今の時間帯の人通り、今はあまり歩行者がいません。 まさに犯行の時間帯に近いですが、カメラには2人しか映っていない様子だったということで、たまたまその時間がそうだったのかもしれませんが、その時間帯での犯行となりました。