11日未明、福岡県行橋市で28歳の男に殴る蹴るの暴行を加えられ、運ばれた病院で死亡した男性の身元について警察は、行橋市内に住む48歳の職業不詳の男性であることを明らかにしました。 警察は、逮捕された28歳の男の容疑を傷害から傷害致死に切り替えることを視野に捜査を進めています。 この事件は11日午前3時ごろ、行橋市中央の駐車場で男性の顔や腹に殴る蹴るの暴行を加え大けがをさせたとして福岡県みやこ町彦徳に住むアルバイト・松田航容疑者(28)が傷害の疑いで逮捕されたものです。 被害に遭った男性は運ばれた病院で約10時間半後に死亡しました。 男性の身元の特定を進めていた警察は12日、亡くなったのが行橋市金屋に住む職業不詳の谷口照久さん(48)であることを明らかにしました。 警察によりますと、谷口さんと松田容疑者は互いに面識があったとみられています。 谷口さんへの傷害の疑いで逮捕された松田容疑者は取り調べに対し「酔っ払った被害者(谷口さん)が通行人に絡んでいるのを見て腹が立った」などと話して容疑を認めているということで、警察は容疑を傷害致死に切り替えることを視野に捜査を進めています。