今年に入って大分県内で発生した特殊詐欺の被害額と件数は、いずれも去年の同じ時期と比べて倍増していることがわかりました。 県警のまとめによりますと、県内で今年1月から4月までに発生した特殊詐欺被害は、125件と前の年に比べて71件増加しました。被害総額は2億862万円で、去年の同じ時期より1億4000万円近く増えています。 内訳は、契約した覚えのない料金を請求される「架空請求詐欺」が69件と最も多くなっています。次いで「オレオレ詐欺」が26件となっています。 一方で、「SNS型投資・ロマンス詐欺」は66件で、被害額は2億4839万円となっています。 県警は、SNSでの連絡や逮捕状を示すことはないとした上で、「警察官をかたる不審な電話があった場合、所属や名前を聞いて最寄りの警察署に相談してほしい」と注意を呼びかけています。