千葉市若葉区の路上で近くの高橋八生さん(84)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された中学3年の少年(15)とみられる人物が、事件の約3時間前にも現場付近を歩いていたことが14日、捜査関係者などへの取材で分かった。「弱い人を狙った」という趣旨の供述をしており、千葉県警は事件を起こす機会をうかがっていた可能性もあるとみて捜査している。 事件は11日午後5時過ぎに発生。現場近くの防犯カメラに午後2時ごろ、黒い服を着た、少年と特徴の似た人物がうろつく姿が写っていた。県警は事件前の詳しい足取りを調べている。 少年は路上で高橋さんの背中を刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。