特殊詐欺 警察官名乗る手口増加 埼玉県警が注意喚起

ことし9月に県内で確認された特殊詐欺は、被害額が4億7000万円余りに上りました。 中でも警察官を名乗り、多額の現金を振り込ませるオレオレ詐欺が増加傾向にあり、県警が注意を呼びかけています。 県警のまとめによりますと、ことし9月に県内で確認された特殊詐欺の被害は127件で、前の年の同じ時期と比べて、17件増えました。 被害額は、4億7769万円で、およそ1億8000万円増加しています。 手口で最も多かったのは、息子や孫、警察官などを名乗る「オレオレ詐欺」で50件、次いで「還付金詐欺」で、30件でした。 一方、ことし1月から9月末までに、県内で確認された特殊詐欺の被害は1095件でした。 このうち「オレオレ詐欺」は402件で最も多く、なかでも警察官を名乗る手口が増えていて、前の年の同じ時期から62件増加の63件で、被害額はおよそ9億8000万円にのぼります。 県警は「警察官がLINEなどで警察手帳や逮捕状を呈示することは絶対にありません」と注意を呼びかけています。

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