今年3月、福岡市早良区のスーパーで陳列されていた菓子パンに長さ約5センチのヘアピンを刺し、店の業務を妨害したとして69歳の無職の女が逮捕されました。 周辺の店でもパンなどから金属片が見つかる被害が複数件確認されていて、警察が関連を調べています。 偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは福岡市早良区に住む69歳の無職の女です。 69歳の女は3月20日午前9時半ごろから午前11時すぎまでの間に早良区にあるスーパー内で陳列されていた菓子パンに長さ約5センチの金属製のヘアピンを刺し、スーパーの業務を妨害した疑いが持たれています。 菓子パンを購入した客から「パンを買って食べたら金属片が入っていた」と店に連絡があり事件が発覚。 店は商品を検品したり製造元に連絡したりしたほか、店内の見回りを強化するなどの対応を余儀なくされました。 菓子パンを購入した客にけがはありませんでした。 警察が防犯カメラの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、69歳の女の関与が浮上したということです。 取り調べに対し69歳の女は「私がしたことに間違いありません。パンに刺したくなったからです」などと話し、容疑を認めているということです。 警察によりますと、被害に遭ったスーパーや早良区内の周辺の店ではパンなどの商品から金属片が見つかる被害が複数件確認されていて、警察が関連を調べています。