ICCのカーン主任検察官が一時職務停止、セクハラ疑惑調査中

[ハーグ 16日 ロイター] – 国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は、セクハラ疑惑を巡る国連の調査が終盤に近づく中、一時的に職務から退いた。カーン氏の事務所が16日、明らかにした。 カーン氏は全ての疑惑を否定。弁護団によると、報道機関の注目を集め業務に影響が出たため自主的に一時的に職務を停止したが、辞任する意向はないという。 カーン氏は国連内部監視局による調査が終了するまで休職する。調査は昨年12月に開始され、いつ終了するかは不明だが、カーン氏の休職中はICCの2人の副検察官が職務を代行する。 ICCはイスラエルとイスラム組織ハマスの戦争のほか、ロシアによるウクライナ侵攻に関連する戦争犯罪を調査中。ICCはカーン氏の要請に基づき、ロシアのプーチン大統領のほか、イスラエルのネタニヤフ首相に対する逮捕状を請求した。

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