千葉市の路上で、高齢女性を殺害したとして中学3年の15歳の男子生徒が逮捕された事件で、男子生徒が「家族を殺したかった」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。 中学3年の男子生徒(15)は今月11日、千葉市若葉区の路上で、近くに住む高橋八生さん(84)の背中を刃物のようなもので刺して殺害した疑いがもたれています。 警察によりますと、高橋さんの背中には複数の刺し傷があり、このうち1か所は心臓にまで達していたということです。 男子生徒はこれまでの調べに対し、「自分より弱い人を狙った」「長く少年院にいるために刃物で人を殺した方が確実だと思った」という趣旨の話をしていますが、その後の捜査関係者への取材で「家族を殺したかった」という趣旨の話をしていることが新たにわかりました。 これまでにも男子生徒は「家庭環境から逃げたかった」という趣旨の話もしていて、警察は事件に至った動機について、慎重に調べています。