新宿・歌舞伎町を拠点にDVやストーカーなどの被害相談に乗っていた公益社団法人の事務局長がコカインを所持していたとして逮捕された事件をめぐり、警視庁は先ほどから事務所を家宅捜索しています。 警視庁が先ほどから家宅捜索に入っているのは、公益社団法人「日本駆け込み寺」で、新宿・歌舞伎町を拠点に「トー横」と呼ばれるエリアに集まる若者などからDVやストーカーなどの被害相談を受ける支援団体です。 日本駆け込み寺をめぐっては、事務局長の田中芳秀容疑者(44)が、今週、新宿区・大久保の歩道上で、コカイン1袋を所持した疑いで逮捕されていました。 一緒にいた、相談者の20代の女もコカインを使用した疑いで逮捕されていて、女は、「(市販薬の)オーバードーズするくらいならコカインや大麻を使った方がいいと田中さんに勧められた」と供述していることがすでに分かっています。 その後の捜査関係者への取材で、田中容疑者がコカインの入手方法について「数日前に歌舞伎町で売人から2万円で買った」と供述していることが新たに分かりました。 「1回目は自分で、2回目は女性と一緒に自宅で使用した」とも供述しているということで、警視庁は日本駆け込み寺を家宅捜索し、田中容疑者がコカインを入手した経緯などを調べる方針です。