マカオ司法警察局は5月23日、前日(22日)未明にコタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ホテルの客室で強盗事件が発生し、13時間以内に容疑者の30代の中国人(中国本土居民)の男6人のうち3人を同局がマカオで、残る3人を中国本土の警察当局が広東省珠海市及び海南省海口市ででそれぞれ逮捕したと発表。 同局によれば、被害者男性はマカオのカジノ施設内外において違法両替に従事する「換銭党」の男とその妻で、容疑者のうち1人の男と面識があり、この男から借金をしていたという。 被害者男性は同局に対し、21日夜、カジノ内で知り合った男から両替と賭博術についての交流を持ちかけられ、指定された取引場所のホテル客室へ妻とともに向かったところ、客室内に債権者を含む5人の男が待ち構えており、男6人から夫婦揃って暴行を受けた上、ナイフで脅される中、所持していた16万0620香港ドル(日本円換算:約292万円)の現金及び3万人民元(約60万円)相当のゴールド製ジュエリー、銀行キャッシュカード、身分証などを持ち去られたが、その後に男らを追ったところホテルロビーで3人の男を発見し、ホテルの警備員に3人を捕まえて警察へ通報するよう助けを求めたと説明。 通報を受けた同局が速やかに逃走した3人の男の行方を追ったところ、すでに横琴イミグレーションから中国本土へ移動済みだったことが判明したため、中国本土の警察当局に支援を依頼し、22日正午までに珠海市内及び海口市内で3人の逮捕に成功したとの一報がもたらされたとのこと。