繁華街で暴行受けた男性死亡、客引きの少年2人を傷害致死容疑で逮捕

繁華街を歩いていた男性に暴行を加え、死亡させたとして、警視庁はいずれも川崎市在住で無職の少年(19)2人を傷害致死容疑で逮捕し、24日に発表した。捜査に支障があるとして、認否は明らかにしていない。2人は当時、現場周辺で「客引き」をしていた。同庁は2人が男性に言いがかりをつけて一方的に暴行を加えたとみており、原因や経緯を調べている。 少年事件課によると、逮捕容疑は8月24日午前3時ごろ、共謀し、同市川崎区東田町の繁華街で、路上を歩いていた東京都世田谷区の会社員の男性(59)に殴る蹴るの暴行を加えて転倒させ、死亡させたというもの。男性は暴行を受けて倒れた際に、路面で頭を強く打っていた。帰宅後に意識を失い、搬送先の病院で9月5日に外傷性脳機能障害で亡くなったという。 病院が8月25日に「事件性があるのではないか」と警視庁に通報。同庁が現場付近の防犯カメラを確認するなどして、2人が関与した疑いがあることがわかったという。(吉村駿)

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