射水平野土地改良区の発注工事をめぐる贈収賄事件で逮捕・起訴された土木会社の元社長の初公判が27日に行われ、元社長は起訴内容を認めました。 土地改良法違反の罪に問われているのは土地改良区から工事を受注した会社の元社長、竹内誠被告(57)です。 起訴状などによりますと、竹内被告は2022年から2023年にかけ、射水平野土地改良区が発注する工事の指名競争入札で有利になるように当時の専務理事、安田克則被告(70)に商品券など計30万円を贈ったとされています。 27日の初公判で竹内被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察側は「土地改良事業における公正性・公平性を相当に損なう悪質な犯行」と指摘、「常習性が際立った悪質性の高い事案」であるとして懲役10か月を求刑しました。 一方、弁護側は被告人がすでに会社の代表や取締役から退き真摯に反省の態度を示しているとして、執行猶予付きの判決を求めて即日結審しました。 判決は5月30日に言い渡されます。