千葉県南房総市の住宅に母親の遺体を1年半余りに渡って遺棄したとして、62歳の無職の男が5月27日逮捕されました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、住居不定の無職、小川浩一容疑者(62)です。 県警によりますと、小川容疑者は2022年6月下旬頃から2024年2月までの間、南房総市富浦町丹生の住宅で母親の小川偕子さん(91)の遺体を遺棄した疑いがもたれています。 調べに対し、小川容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。 小川容疑者は2023年11月に南房総市に生活保護の申請をしましたが、市の調査では同居しているはずの偕子さんが生活している様子が見られず、通報を受けた県警が調べたところ、2024年2月に住宅の庭から焼けた状態の人骨が見つかったということです。 県警は、現場の状況などから人骨は偕子さんと判断し、死体遺棄事件としていきさつなどを調べています。