山形での一件がきっかけで逮捕されたベトナム国籍の広域窃盗団の犯行内容が明らかになってきました。 小国町で起きた窃盗事件で逮捕され、裁判を受けているベトナム国籍の男ら3人が、山形県を含む10県で200件以上の犯行を行っていたことがわかりました。 男らはバールなどでガラスを割り家に侵入していて、住民と鉢合わせることもあったということです。 この事件は、去年、小国町の空き家などに侵入し窃盗をしたなどとして、ベトナム国籍の男ら3人が逮捕され、邸宅侵入や窃盗などの罪で現在裁判を受けているものです。 警察によりますとこの3人は裁判を受けている事件以外にも山形、新潟、長野など10県で合わせて204件の侵入窃盗事件を起こしていたことが分かったということです。3人はいずれの事件についても犯行を認めています。 3人は農村集落の空き家を狙い、バールなどでガラスを割って侵入し、現金や貴金属などを盗んでいて、総額は時価でおよそ578万円相当に上るということです。 犯行の途中、住宅で住民と鉢合わせ、犯行を中断したこともありました。 3人は技能実習生として日本にきたあと、SNSなどのベトナム人コミュニティーで知り合い、犯行に及んでいて、金は生活費などにあてていたということです。