大分市の除草業務を巡る入札妨害事件で、逮捕された元市議の辞職が2日の議会運営委員会で報告されました。 元大分市議会議員の山本卓矢容疑者(45)は、除草業務を巡る入札で市の職員から予定価格を聞き出して業者に漏らし2件を落札させた疑いで逮捕されました。 (大分市議会・田島寛信議長)「私の方で辞職を許可したのでご報告いたします」 事件後初めて開かれた2日の議会運営員会で、田島寛信議長が5月30日付けで山本容疑者が議員を辞職したことを報告しました。また、山本容疑者がメンバーだった2つの委員会については当面、欠員のままとすることを決定しました。 (田島寛信議長)「大変お騒がせしたことをお詫び申し上げます。これから規律の遵守を含めて議会の中で協議していきたい」 一方、今年2月に起きた、ごみ収集業務を巡る官製談合事件で、市は指名停止とした業者との契約を解除しました。この缶・びん収集運搬について、新たな委託業者を決めるため今後の支出分となる「債務負担行為」6300万円が補正予算案に盛り込まれました。 この予算案は6月9日の市議会定例会に提出される予定です。