神戸のボーイズバー利用客を風俗店に紹介疑い 大阪と神戸の34歳男を逮捕

カウンター越しに男性従業員が接客する「ボーイズバー」の女性客を風俗店に紹介したとして、兵庫県警組織犯罪対策課と生田署などは2日、職業安定法違反(有害業務目的紹介)の疑いで、大阪市大正区の無職の男(34)と神戸市中央区の会社員の男(34)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、2人は共謀して2022年3月8日ごろ、同市中央区で営業していたボーイズバーの利用客の女性=当時(24)=に対し、同市内の風俗店での仕事を紹介した疑いが持たれている。 女性はつけ払い「売掛金」による借金が約180万円に上っていたとされ、つけ払いを回収するため、店側から依頼を受けた男らが女性を風俗店にあっせんした疑いがある。 県警は同市中央区のホストクラブの女性客を風俗店に紹介したとして5月13日、同法違反容疑で無職の男を逮捕していた。 また捜査関係者への取材では、県警はこのボーイズバーを経営していた男(37)も事件に関与した疑いがあるとみている。 ホストクラブでの売掛金返済のため、女性客に売春などを強いる事案は社会問題として表面化しており、5月に悪質なホストクラブなどを規制する改正風営法が成立した。

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