4月、青森市野内小笹の国道4号交差点で乗用車と準中型トラックが衝突し、4人が死傷した事故で、青森署と県警交通指導課は4日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、乗用車を運転していた鶴田町鶴田早瀬、無職の容疑者の男(23)を逮捕した。捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は4月11日午前2時10分ごろ、酒気を帯びた状態で運転し、赤信号を無視して交差点に進入。左から直進してきた準中型トラックと衝突し、乗用車の助手席に乗っていた八戸市沢里藤子、アルバイト店員岩舘まゆきさん=当時(23)=を死亡させ、トラックを運転していた青森市勝田2丁目、男性会社員(55)に頸椎(けいつい)捻挫などの重傷を負わせた疑い。 同課によると、容疑者は事故当時、頭を強く打ち意識不明の重体で青森市内の病院に搬送された。血液からは基準値を超えるアルコールが検出され、退院を待って4日に逮捕された。 事故では、乗用車の後部座席に乗っていた八戸市石堂1丁目、アルバイト店員の女性=当時(23)=も頭に軽傷を負った。容疑者と岩舘さん、女性は知人同士。