街宣中に「うるさい」と注意した男性に集団で暴行したとして、警視庁公安部は4日、右翼団体「草莽崛起(そうもうくっき)の会」構成員5人を暴力行為処罰法違反(集団的暴行)の疑いで逮捕したと発表した。 逮捕されたのは東京都大田区中馬込2、津久井寛幸(55)▽東京都江戸川区北小岩2、根本辰生(49)▽茨城県つくば市上郷、小原尚馬(24)▽茨城県常総市菅生町、山口徹(47)▽埼玉県飯能市上名栗、堀口勉(53)―の5容疑者。 逮捕容疑は3月2日午前11時40~50分ごろ、東京都港区麻布永坂町の歩道上などで、通行人の都内の20代男性の左顔面を拳で殴ったなどとしている。一部は容疑を認めているという。 警視庁によると、この日は計12台の街宣車で現場近くのロシア大使館周辺などで街宣中で、5人は男性に「うるさい」と言われて立腹し、男性の服を破ったり、殴ったりしたという。