「占いの鑑定料」名目で詐取容疑 被害約5000万円か、8人逮捕 警視庁

占いを信じれば宝くじに当せんすると偽り、現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は5日までに、詐欺容疑で、いずれも職業不詳の青木雄也(44)=東京都板橋区舟渡、佐野誠(42)=新宿区百人町=両容疑者ら8人を逮捕した。 いずれの認否も明らかにしていない。 両容疑者は指示役とみられ、同課はグループが2023年8月以降、少なくとも約10人から計約5000万円をだまし取ったとみて、全容解明を進める。 逮捕容疑は昨年5月下旬~今年3月上旬、占師を装って「(宝くじで)高額当せんを引き当てることができる」と偽り、鑑定料名目で熊本県の70代女性から計約740万円をだまし取った疑い。 同課によると、グループは「よい運気が来るので、私の鑑定を受けてほしい」などと占いの勧誘メールを送信。添付したリンクから誘導した占いサイトで「天神福寿」などと名乗り、占いで判明した宝くじの番号や当選日を教えるために必要だと偽って「鑑定料」を請求していた。 女性は金を振り込んだものの、求める情報は得られなかったが、「きょうは必ず当たる」「苦労した人生が終わる」などと言われ、繰り返し金を払っていた。

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