踏切の非常停止ボタンを押して走行中の電車を緊急停止させ南海電鉄の業務を妨害したとして、63歳の会社員の男が逮捕されました。 威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大阪府堺市に住む会社員の男(63)です。 男は先月22日午後9時ごろ、堺市東区にある南海高野線の初芝駅と萩原天神駅の間にある踏切に設置された非常停止ボタンを押して走行中の列車を緊急停止させ、南海電鉄の業務を妨害した疑いが持たれています。 列車は7分間停止した後、運転を再開しました。 警察によりますと、 防犯カメラに男が非常停止ボタンを押す様子が映っていたということです。 男は調べに対し「いたずら感覚でボタンを押しました」と容疑を認めています。 周辺では今年に入ってから非常停止ボタンが押される同様の事案が相次いで発生していて、警察は余罪があるとみて捜査しています。