5日午後、番組の取材に応じたのは容疑者の父親です。 岸容疑者の父親 「(容疑者と被害者は)10年近く交際していた」 「(Q.最近(容疑者に)変わった様子は?)激やせして、やせてきて本人が」 40代の容疑者と被害者の間に“交際のもつれ”があったのでしょうか。 事件は、前橋市の路上で起きました。 首や背中など複数箇所を刺されて倒れていたのは、介護老人施設に勤務する平川久美子さん(49)。病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。 平川さんを殺害しようとした疑いで現行犯逮捕されたのは、岸耕一容疑者(47)。容疑を認めています。 岸容疑者の供述から 「殺そうと思って切り付けた」 平川さんの同僚 「(平川さんは)まじめで頑張り屋で、利用者に対するケアも丁寧にするスタッフでしたので、容疑者に対しては本当に怒りです」 事件が起きたのは、4日午後7時すぎのこと。施設を出て帰宅しようとしていた平川さん。そこに現れたのが岸容疑者です。 施設の職員などによりますと、岸容疑者が平川さんの仕事終わりを待ち伏せし、口論の末、襲ったということです。 父親が事件直前の容疑者について語りました。 岸容疑者の父親 「私きのうまで入院していたから(容疑者に)迎えに来てもらって送り届けてもらって、荷物をおろしてもらって『クルマの空気が抜けているようだから入れてくるよ』と、そのままいなくなった。(きのう午後)7時半ごろになっても帰ってこないから電話いれたら『交際していた彼女と話をするから待っているんだよ』と。本人の車だと感付かれるから私の車でそのまま行ったんじゃないか。(平川さんを)待っていたんじゃないか。(平川さんが)意識を回復してくれて元気になってくれることを願っています」 警察は事件に至った経緯を調べています。