不祥事から代表復帰 即先発の佐野海舟 森保一監督の期待に「応えるようなプレーではなかった」

◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第9戦 オーストラリア1―0日本(5日、パース・スタジアム) 8大会連続W杯出場を決めているサッカー日本代表が、26年北中米W杯アジア最終予選の敵地でオーストラリア戦に0―1と敗れ、今予選初黒星を喫した。昨夏に不同意性交容疑で逮捕された後、不起訴処分を経て1年2か月ぶりに代表招集され、いきなり先発起用されたMF佐野海舟は「それ(先発起用)に応えるようなプレーではなかったかな、と自分は理解しています」と振り返った。 守備的なオーストラリアに対し、持ち味のボール回収力を発揮するようなシーンは多くはなかったが、そつなくプレーして後半19分に交代。しかしボランチとして、攻撃の潤滑油になる役割については「もうちょっと前の位置(ポジション)で受ければ相手もくると思うし、どんどんスペースが出来ると思うので、改善していきます」と話した。ただ不祥事を経て迎えた代表復帰については「もちろん誇りに思いますし、自分のプレーを見て、たくさんの人がよかったと思ってもらえるようにしたい。でも今日は結果的に負けてしまったし、自分のプレーも出せなかったので、次に切り替えてやっていきたい」と前を向いた。

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