東京都町田市の法人3社に対し、爆破などを予告する脅迫文を送って業務を妨害したとして、警視庁町田署は、威力業務妨害の疑いで、神奈川県相模原市中央区、職業不詳、渡部俊介容疑者(62)を逮捕した。渡部容疑者は「営業電話をやめさせるために警告として脅した」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、3月11日と同月31日、相模原市内からインターネット回線を介して、町田市の法人3社に「ビルを爆破する。入居者を誰でもいいから殺してやる」などとする文章をFAX送信し、業務時間の縮小や警戒強化を余儀なくさせたとしている。 町田署によると、渡部容疑者は3社のうち1社から営業電話を受け、煩わしく感じていたという。3社は同じビル内にあり、渡部容疑者が他の2社も営業に関与していると誤認し、無差別に脅迫文を送ったとみられる。 3社はいずれも5月に町田署へ被害届を提出していた。同署によると、昨年11月にも3社から同様の相談があったといい、関連を調べている。