7日に下伊那郡下條村でベトナム人女性が男に脅され現金などを奪われて山中に置き去りにされた強盗事件で警察は9日未明、25歳のベトナム人の男を逮捕しました。 強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍で東御市加沢に住む会社員 ドン・フウ・サイン容疑者(25)です。 警察の調べによりますとドン容疑者は7日午前6時5分頃から6時15分頃までの間、下條村の林道に止めた車の中で駒ヶ根市に住むベトナム国籍の女性(21)に対して「金は」と脅し、女性の両手をひものようなもので縛るなどの暴行を加え、現金2万3000円と携帯電話やノートパソコンなどが入ったハンドバッグ(時価合計18万7000円相当)を奪い、女性に右わき腹を打つ全治1週間の軽傷を負わせた疑いがもたれています。 ドン容疑者は「間違いありません」と、容疑を認めているということです。 警察は被害者の証言や防犯カメラなどでの捜査によって、ドン容疑者の犯行を特定しました。 ドン容疑者と女性はSNSで知り合ったとみられていて、警察が動機などを詳しく調べています。