偽装結婚し、在留期間を更新か タイ人の女と日本人の男 入管難民法違反で逮捕 警視庁

婚姻の実態なく在留期間を更新したとして、警視庁蔵前署は9日、入管難民法違反(虚偽申請)の疑いで、タイ国籍、職業不詳、カミムラ・ソイティップ容疑者(36)=東京都荒川区西日暮里=と、茨城県つくば市天久保、会社員、上村等容疑者(55)を逮捕した。調べに対し、カミムラ容疑者は容疑を否認し、上村容疑者は「友人からお願いされ、断ることができずやってしまった」などと容疑を認めている。 逮捕容疑は、共謀の上昨年3月21日、東京出入国在留管理局水戸出張所で、婚姻の生活実態がないにも関わらず夫婦であるように装い、婚姻生活を継続するよう虚偽の在留期間更新許可申請書などを提出し、許可を得たとしている。 署によると、入国管理局などの情報提供を受けて捜査を開始。2人は令和4年7月に婚姻届を提出。カミムラ容疑者は、婚姻前は出入国を繰り返していたが、5年4月から「日本人の配偶者等」の資格で日本に滞在していた。2人は離れて暮らすなど生活を別にし、互いに言葉も通じない状態だったという。署は詳しい経緯を調べている。

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