【AFP=時事】米カリフォルニア州ロサンゼルスのカレン・バス市長は10日、記者団に対し、「破壊行為と略奪を止めるため、中心部を対象に緊急事態を宣言し、夜間外出禁止令を発令した」と語った。 市長は、市の面積約1300平方キロのうち、約2.6平方キロについて、住民、記者、緊急サービスを除く全員に対して午前6時まで立ち入りが禁止されると説明した。 不法移民摘発への抗議デモは6日、小規模でおおむね平和的な形で始まったが、一部に暴力行為も見られた。移民取り締まり当局による逮捕者数が増えると、怒りの輪が広がった。最大で数千人が街頭に繰り出す中、少数の暴徒が暗闇に紛れて火をつけたり、落書きをしたり、窓を割るなどの行為を働いた。 警察によると、9日から10日にかけての夜間に23の事業所が略奪被害に遭い、ここ数日間での逮捕者は500人超に達した。【翻訳編集】 AFPBB News